おとーさんのアカメ釣り(2)

これからアカメを釣りたいと思われている方はいろいろと情報収集をしていることと思います。
インターネットを介せば『どうやってアカメを釣るか』については膨大な情報が得られる便利な時代です。

アカメ、釣りたいですよね〜。

ウチのおとーさんもその1人です。

今は仕事でカツオばかり釣っていますが、時間に余裕が出来たら記録更新を狙いに行くと思います。




さて、これからアカメを釣ろうと計画を立てているみなさんにお願いがあります。

どこで釣ろうかとポイントを探す時には、釣り場に立って周囲を見渡し、まず最初に「もしここで釣れたらそのあとどうするか?」ということを考えて欲しいと思います。

そこは容易に取り込みが出来る場所ですか?

単独釣行だとランディングツールが手の届くところに揃っていることは必須です。
夜間に単独で周囲にヘルプを頼める釣り人がいない状況なら、当然全てを1人で処理しなければなりません。

その場で即リリースするのであれば、浅場ではウェーディングで対応できますが、足場が高い場所や足下から急に深くなっている場所だとリリースするだけでも危険を伴います。

また、グループで行動していると釣れた嬉しさのあまり大騒ぎになることがあります。 夜間など周辺への迷惑を忘れてつい大声ではしゃいでしまったりすることも考えられますよね。
近くに住宅はありませんか?

初めてのアカメ釣りは想定外の連続と言っても言い過ぎではないと思います。

自分の身の安全の確保と、周辺の住民の皆さんへの配慮をどうか忘れないで下さい。




さて、

ここからは【おとーさんのアカメ釣り(1)】の続きです。




先ずは体も気持ちも落ち着かせる----------

ストリンガーを付けてしまえば、慌てる事も無いので、アカメが水中で泳ぐ事を確認した上で休ませます。
そして自分の興奮も少し落ち着かせます。



一息ついたら計測や撮影の準備をします。

アカメのT&R(標識放流)に協力して頂ける場合や取扱いに不安がある時は、『アカメと自然を豊かにする会』等へ連絡して頂ければスタッフが現場へ駆けつけてくれます。

お金はかかりませんがボランティアですので、此方の都合に合わせてもらうこともあります。

T&Rされる場合はストリンガーにつないだ状態でスタッフが到着するまで待っていただき、その後指示に従って作業の手伝いをお願いします。




アカメを陸上にあげる準備----------

陸上で計測と撮影(1m以上のアカメを持っての撮影は控えています)をする時は、マット又はブルーシートなどを敷き、メジャーやカメラを準備します。

夜間の場合には明るさが足りないと写真がキレイに撮れません。

アカメを陸に上げてからメジャーを探したり照明を準備したりでバタバタすれば無駄な時間が長くなりアカメに負担がかかります。

必要なものは全て揃えてから作業にかかります。





計測と写真撮影----------

マットに充分水を掛け、メジャーを置きます。

バケツには予備の水をたっぷり準備します。

1m以上のアカメは2人以上で、ネット又はプラソリ等を使い、岸壁や地面に当たらないように注意しながらマットの上まで運びます。

頭から尻尾に向かってゆっくりネットを引き抜けばウロコが剥がれることを防げます。
プラソリの場合は頭から下ろします。

ストリンガーは外しても外さなくても良いのですが、リリースの際には再びストリンガーを装着します。

計測や撮影中はエラ付近を中心に絶えず水をかけています。



大型のアカメが暴れた時にはかなりの威力があり、怪我をすることもありますので充分注意をします。

陸上での計測や撮影は2分から長くても3分くらいで終わらせます。


タグ装着の作業中もずっとバケツで水を掛ける

作業が終われば再びストリンガーに繋ぎ、ネット又はプラソリに入れて速やかに優しく海に戻します。

その後蘇生や入水写真を撮影します。
アカメを抱えて一緒に写真を撮影したい場合は、水中で行うようにすればアカメへのダメージはかなり少なくなります。




蘇生----------

蘇生は色々と方法があるようですが、私なりに効果の高い方法を話します。

蘇生しようとする時に下顎を持って行うのはアカメが自発呼吸しようとする動きの妨げになるように思います。

観察すると分かりますが、魚は下顎を使ってエラを広げ呼吸をします。下顎はフリーにしておくことがポイントです。

手を添えるのは肛門より後方と上顎です。
その状態で魚の呼吸具合を確認します。
自発呼吸と自立が出来てヒレを動かしている場合はそのままリリースして大丈夫です。



添えている手の力を抜くと魚が横向きになる場合は、要蘇生です。

手はそのままで、他の人に口に向かって水を送り込んでもらいます。
その状態でしばらく水を送り込んでは、状態の確認を繰り返し、魚が自発呼吸と自立をするまで続けます。

魚が自発呼吸と自立をしてヒレを動かし始めた時を合図としています。

ストリンガーをはずし、ゆっくりと頭を沖に向けてリリースします。

魚を水から上げてきちんと水をかけていれば、3分程度ならほぼ蘇生無しで元気に泳いでくれることが多いです。

どうしても蘇生出来なかった時には自然の恵みとして食べた事もあります。
他にはアカメと自然を豊かにする会や大学などの研究用サンプルとして提供したこともあります。




何から話そうかと悩みましたが、釣るまでの過程よりも釣ってからあとの方が非常に重要と思い、この様な話になりました。取り込みだけでかなり長文となりましたが最後までお付き合い頂きありがとうございました。


次はアカメのエサ釣り(泳がせ)の釣り道具について話したいと思います。
良き釣り、良き出会い、良き想い出をお祈りします。




文中のT&Rとはタグアンドリリース(標識放流)のこと。

「釣りをする人ならたいてい知っちゅう」とおとーさんは言いますが、【タグ&リリースって何?】もどうぞ読んでね。


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