おとーさんのアカメ釣り(3)

【おとーさんのアカメ釣り(1)】ではアカメ釣りを始める前に知っておいていただきたいことなどをメインに、【おとーさんのアカメ釣り(2)】では釣ったあとのアカメをどう扱っているのかなどについて触れてきました。

いろいろなことをもっともらしく書いてきたわけですが、そんなおとーさんも最初は何もわからず手探りで始めたアカメ釣りです。

釣りたい気持ちが強くなればなるほど、釣りのテクニックだけでは釣れないことに気が付きます。
そして、アカメの生態などを調べるうちに徐々に大事な事を知るようになります。




大型のアカメを釣ることにも徐々に自信が持てるようになってきていた2016年の6月、のちに世界記録に認定されたアカメのランディングを手伝う機会がありました。

アカメをストリンガーにつないだあと、一旦仕事に出掛けたおとーさんでしたが、実はアカメのことで頭がいっぱいでした。

〈アカメにできるだけダメージを与えずに陸にあげる方法は?〉

これまでも大型のアカメは釣っていましたがあの重量は半端じゃないなと感じていたようです。

〈全長を測るのは良いが、重量はどうやって?〉

記録申請をするためには定められたルールに則って種々の作業を進めなければなりません。

結局応急的な担架を作って陸揚げし、計測と写真撮影をしました 。

のちに記録が公式に認められた時には本当にホッとしたことです。

この時の経験が今に活かされていると私は常々思っています。


即席担架と131cm39kgのアカメ




前置きが長くなりました。

今日はようやくエサ(泳がせ)釣りの準備に取り掛かります。




はじめに----------

時折、無謀な道具でアカメを狙って泳がせ釣りをしている方も見掛けますが、アカメという魚は最大で150cm50kg以上にもなります。
軽い気持ちで釣り上げられるサイズの魚ではありません。その最大サイズが突如くる事も十分にあり得ます。


アカメのウロコ

釣り人ならば数少ないチャンスで奇跡的に食わせた大物をバラすことは最もショックな事ではないでしょうか。
バランスの取れた道具、しっかりした準備が必要になってきます。

ゼロから本格的にアカメを泳がせで狙う場合、ある程度の初期投資と勉強が必要になる事をご理解下さい。




釣針の話----------

エサ釣りの場合、針選びを失敗するとアカメの命に関わることがあります。

通常の釣りで使う釣針は、その形状から何処にでも掛かってしまい、食道やエラなど致命的な部位に掛かる恐れが非常に高くなりますのでアカメ釣りでは使っていません。

ネムリと呼ばれる針先が内側を向いた釣針がありますが、これは元々歯の鋭い魚を釣る為に出来た釣針で、飲み込まれてもかなり高い確率で口元を捉える事が出来ます。
非常に良く出来た針だと思っています。







一番下の写真はフッキングが甘く不完全な状態ですが口元を捉えています。

針は各メーカーから出ています。
ネムリ針・ムツ針・ウルワ針(ウルア)、最近はマグロ用の針でもネムリ系になっている物もありますのでウェブ検索または釣り具店でご覧になって下さい。

使うエサにもよりますが、オススメのサイズは25〜35号です。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、高知県には世界最古の釣針メーカーが現存しています。

私はこのメーカーのウルワ針の35号40号を使っています。手打の針で、一本一本に個性があって気に入っています。


現在使っているウルワ針の形状




ハリスのこと----------

ハリスはエサの大きさで決めています。

アカメの口はヤスリ状になっていますのであまり細いと切られてしまいます。

私は100lbから180lbを状況で使い分けていますが1番出番が多いのは150lb(約50号)です。ハリスが太いから食いが悪いと言う事はないです。

時々、ワイヤーを使っているのを見かけますがアカメに対してワイヤーハリスは必要ないと考えています。

ナイロン150lbハリスを使い回して20kgを超えるアカメを何匹か釣りましたが、問題無く釣ることが出来ているので周りの仲間にもオススメしています。


一回の使用でハリスはこうなります




メインラインについて----------

対象の魚が最大で150cm50kgと想定していますので、それに見合った強度のメインライン(道糸)50lb(約24kg)を使う事になります。

※50kgの魚に対して強度24kgのラインで大丈夫なのかと疑問に思う方もいるかもしれませんが、それについては後ほど説明したいと思います。

ハリスの話でも出ましたがlb(ポンド)と言うラインの強度の単位で話を進めます。号数はメーカーや素材により強度に差異があるので号数での言い回しはあまり使いません。

さて、ラインの強度ですが、50lb(24kg)クラスのラインの場合、安全に不安なく使えるのは1/3(8kg)〜1/4(6kg)負荷程度です。

表示に50lb(24kg)と書いているから、そこまで大丈夫と思うかもしれませんが、これは新品で結び目のない状態でテストした結果の数字によることが多いです。

紫外線や湿気、ガイドによるスレ、ねじれ、結束する事などによって強度は数値以下になります。

また、ナイロン、フロロ、PEなど種々の素材があり、それぞれに特長があるので、用途に合わせて使っていますが、メインラインに使用しいるのはナイロンラインが主になります。

結束部の強度が1番安定している様に思いますし、瞬間的な負荷に強くリーズナブルです。

魚が釣れなくても釣行の度に傷みやすい先端の5m〜10mほどをカットし可能な限り強度の維持を心がけることも必要です。
参考までに、ナイロン50lbはメーカーやシリーズにもよりますが、12号〜14号と同等と思われます。






結束----------

ライン同士の結束はヨリモドシ(スナップスイベル)を使います。

メインラインは60cmほどダブルラインにしてヨリモドシを付けています。
ダブルラインを使う理由は結束強度の低下を防ぐ為です。

直結しても良いのですが、エサ釣りの場合はエサの魚が泳いでいるうちにどんどん糸がヨレて強度が低下する恐れがあります。
ヨリモドシは強度の高いベアリング入りを、メインラインの強度の約2〜3倍の強度を持ったものが良いと思います。






針結び----------

針は基本的に鐶付なので、鐶へ通すハリスの方向を間違えないよう気をつけて内側から外側に通し、本結びと呼ばれる方法でくくっています。

糸端は8の字結びで輪を作りヨリモドシにハリスをつけています。
(本結び、8の字結びともに簡単で強度が安定しています)

ハリスの長さは1尋(150cm)、状況によって長くしたり短くしたりしています。
仕掛けはシンプルで結目の少ない方が良いです。




次回はリールや竿、一般成人男性を想定したドラグ設定などの話になります。




世界記録認定となったアカメの検量からリリースまでの様子【プロ集団がやってきた!】もどうぞ。


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